フランスのグリーンOATがクライメート・ボンド・イニシアティブから表彰されました
グリーンOAT 1.75 % 25 June 2039 の 起債は、2017年度指標国債最大発行賞を始めいくつもの賞を受賞しました。
「フランス国債庁のような先駆者は、新しい市場を創出し、気候変動対策を取り 、気候に対する柔軟な適応性を構築し、低炭素インフラ投資に必要なグリーン資金を動かす新リーダーとなる組織や個人の代表格です。」とクライメート・ボンド・イニシアティブ共同創立者であるシーン・キドニー会長は述べました。
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グリーンOATの背景説明
フランス国債庁は2017年1月24日、満期22年のグリーンOAT 1.75 % 25 June 2039 を70億ユーロ発行し、これは最大発行規模の且つ満期までの期間が最長の指標グリーンボンドとなりました。フランスは政府発行体として世界で初めてグリーン国債をベンチマーク規模で発行し、2015年12月の気候変動に関するパリ協定の野心を実施するにあたって先導役を果たすことを確認しました。
通常のOATと同様に、国債庁はグリーン国債の追加発行を実施し、すでに2017年6月と12月の追加発行により発行残高は97億ユーロに達しましたが、今後も市場の需要に応じて、適格グリーン支出枠(2018年度は80億ユーロ)の範囲内で追加発行していきます。
資金配分報告、適格グリーン支出パフォーマンス報告、適格グリーン支出の環境インパクトについての事後確認報告の3つの報告を投資家に公開するという前例のない透明性を約束することにより、フランスは市場の基準強化に寄与する姿勢も示しました。国際的に人望のある独立した経済・科学畑の有識者で構成する「グリーン国債評価審議会」が、フランスのグリーン国債調達資金の受け皿となる適格グリーン支出の環境面でのパフォーマンス評価を付託されます。
グリーンOAT 起債の成功は、市場の専門機関からすでにいくつもの表彰をうけました。Euromoney / Global GlobalCapital[1] からは2017年9月に3つの賞を、また国際金融専門誌(IFR)[2] から2017年12月に3つの賞を受賞しました。
I情報 :
フランス国債庁 (AFT)
01.40.04.15.50
[1] 最優秀イノベーション賞、欧州・中東・アフリカ地域における最優秀取引賞、最優秀政府機関賞
[2] 欧州債券最優秀取引賞、SSAR発行体(ソブリン・超国家・国際機関・地域機関発行体)の債券としての最優秀取引、SRI(社会的責任投資)債券最優秀取引賞